『祭儀と注釈ー中世における古代神話ー』
【著者】櫻井好朗
【出版情報】法蔵館文庫、2023年11月15日刊、1,400円、ISBN 9784831826572
【紹介】「神話はいかに変容したか?注釈が新たに中世神話を創出し王権-国家の起源を形成する歴史と、芸能世界の成立を読解した記念碑的一冊。」(HPより)
 
 法蔵館
『日本人の仏教史』
【著者】五来重
【出版情報】角川ソフィア文庫、2023年10月24日刊、1,440円、ISBN 9784044007942
【紹介】「6世紀に大陸より伝来した仏教は、早くから日本人固有の宗教観と結びついてきた。空海・日蓮・親鸞・一遍のような宗祖だけでなく、空也・円空・木喰などの遊行僧をはじめ、熊野信仰や修験道などの山岳宗教、そして高野聖、山伏、放下など無名の民間僧に注目し、その歴史を辿る。どの時代でも根底にあるのは、庶民による信仰だった。明治の排仏毀釈を経て、現代へと至る長大な歴史に、仏教民俗学の泰斗が新たな光を当てる。」(HPより)
 
 KADOKAWA
『陰陽師とは何者かーうらない、まじない、こよみをつくるー』
【編者】国立歴史民俗博物館
【出版情報】小さ子社、2023年10月10日刊、2,500円、ISBN 9784909782212
【紹介】企画展図録。「陰陽師とはどのような存在だったのでしょうか。この展示では、あまり知られていない陰陽道の歴史とそこから生み出されてきた文化をさまざまな角度からとりあげて考えてみます。古代において成立した陰陽道は中世から近世へと数百年にわたり、その役割を広げながら、時代とともに多様に展開していきました。その姿を都状(とじょう)や呪符など具体的な史資料をもとに、明らかにしていきます。
安倍晴明は平安時代の実在した陰陽師ですが、陰陽道の浸透とともに、伝奇的なイメージが付け加わっていきます。その姿を追うことで陰陽道の性質をとらえることも試みます。さらに陰陽師たちが担った暦について、その製作や形式、移り変わりの様子を見つめることによって、人びとが陰陽道に求めたものが見えてくるでしょう。」(国立歴史民俗博物館HPより)
 
 小さ子社
『葛城修験の世界』
【編者】和歌山市立博物館
【出版情報】和歌山市立博物館、2023年10月刊
【紹介】企画展図録
 
 企画展案内(PDF)
『富士を介して信を通じるー平川義浩絵葉書コレクションにみる富士山の姿ー』
【編者】静岡県富士山世界遺産センター, 井上卓哉
【出版情報】風媒社、2023年10月刊、2,000円、ISBN 4-8331-4599-2
【紹介】「めくるめく絵はがき万華鏡!1834点にのぼるコレクションから653点を収録。写真絵葉書をはじめ、年賀状や企業広告、風景画、浮世絵、干支、乗り物、観光案内など、テーマ別に編集し、多彩で奥深い富士山の姿を再発見する。」(HPより)
 
 風媒社
『修験道の経・講式・和讃・唱言』
【著者】宮家準
【出版情報】春秋社、2023年9月28日刊、3,500円、ISBN 9784393291375
【紹介】「修験道で唱える大乗仏教の経から修験道独自の経と勤行集、唱言、講式と和讃、問答について網羅し、解説と現代語訳を付した画期的書。」(HPより)
 
 春秋社
『天狗と修験者−山岳信仰とその周辺』
【著者】宮本袈裟雄
【出版情報】法蔵館、2023年9月15日刊、1,200円、ISBN 9784831826541
【紹介】「修験道の通史、天狗や怪異伝承、修験者の特性や信仰の実態、恐山信仰などを考察。多様な事例から修験者の固有信仰を幅広く論じる。」(HPより)
 
 法蔵館
『宗教民俗学』
【著者】高取正男
【出版情報】法蔵館文庫、2023年9月15日刊、1,400円、ISBN 9784831826534
【紹介】「民俗学の見地から日本宗教史へとアプローチし、日本的信仰の淵源をたずねる。著者の真骨頂ともいうべき民間信仰史に関する論考を精選」(HPより)
 
 法蔵館
『法燈国師』
【編者】坂本亮太
【出版情報】 和歌山県立博物館、2023年9月刊
【紹介】企画展図録。「法燈国師(無本覚心・心地覚心)は、鎌倉時代後半ごろに活動した臨済宗の禅僧で、現在の由良町に西方寺(後の興国寺)を開き、紀伊半島に大きな足跡を残しました。そして、覚心の弟子たちは臨済宗法燈派(ほっとうは)として、鎌倉時代末〜室町時代にかけて紀伊半島を中心に地方展開をし、当時の社会に大きな影響を与えていました。和歌山県内には、法燈国師ゆかりの寺院や文化財が、今なお多く残されています。
 この企画展では、中世という時代に大きな勢力を有した臨済宗法燈派について、その祖であった法燈国師の事績・足跡・伝説・逸話をたどるとともに、法燈派関連の寺社、弟子たちの活動を取り上げ、紀伊半島における臨済宗法燈派と呼ばれた禅僧たちの動向について紹介します。」(和歌山県立博物館HPより)
 
 和歌山県立博物館
『三嶋ノ神のモノガタリー焼き出された伊豆の島々ー』
【編者】國學院大学博物館
【出版情報】國學院大学博物館、2023年9月刊
【紹介】企画展図録。「伊豆諸島・半島は、火山帯に由来する厳しくも豊かな自然環境に恵まれ、古代の人々は自然現象である噴火と造島に神々のはたらきを見出しました。そうした神々の神業は、古代国家により重視され、中世以降も神仏関係の高まりの中で、島々の創成説話を語る縁起として流布されて今日に至っています。一方で、三嶋神は源頼朝以来、武士の守護神としても崇敬され、各地へとその信仰は広まりをみせていきました。  本展示は伊豆半島ユネスコ世界ジオパーク認定5周年を記念して、大場磐雄博士より本学が伝統的に取り組んできた研究課題である伊豆三嶋信仰を、自然科学的な知見及び神道学的・考古学的な観点から、資料を通じて捉え直し、展示・公開することを目的としています。  いざ、厳しくも美しい伊豆の自然環境の中で育まれた、神々のモノガタリの世界へ。」(國學院大学博物館HPより)
 
 國學院大学博物館
『論集 修験道の歴史3 修験道の文化史』
【編者】川崎剛志・時枝務・徳永誓子・長谷川賢二
【出版情報】岩田書院、2023年9月刊、5,600円、ISBN 978-4-86602-157-7
【紹介】「『山岳宗教史研究叢書』(名著出版、1975-84)以降、主として1980年代後半以降に公刊された修験道に関する主要な関係論文を集成し、解説を付す。
本冊には、修験道の文学と芸能、修験道の考古と美術に関する基本文献8編を再録する。」(HPより)
 
 岩田書院
『仮面芸能の系譜ー仮面芸能のふるさとー』
【編者】奈良県立美術館
【出版情報】 奈良県立美術館、2023年9月刊
【紹介】企画展図録
 
 奈良県立美術館
『金峯山の遺宝と神仏』
【出版情報】秋季特別展「金峯山の遺宝と神仏」図録(MIHO MUSEUM)
【紹介】
 
 MIHO MUSEUM
『日本史のなかの中世日光山−忘れられた全盛時代』
【著者】永井晋
【出版情報】文学通信、2023年8月29日刊、2,000円、ISBN 978-4-86766-017-1
【紹介】「信仰の山・日光の成立に始まり、中世日光山の全盛時代を頂点とし、鎌倉幕府と共に中世日光山の体制が崩れるまでを叙述した、中世日光山史。 群像劇ともいえるその歴史の、全盛時代から衰亡に至る道をたどり直す。」(HPより)
 
 文学通信
『いしかわの霊場−中世の祈りとみほとけ』
【出版情報】石川県立歴史博物館令和5年度夏季特別展図録
【紹介】
 
 石川県立歴史博物館
『ステレオ写真で眺める明治日本−まちとむらの暮らし、富士山への憧れ』
【著者】井上卓哉
【出版情報】古今書院、2023年7月26日刊、3,000円、ISBN 9784772242325
【紹介】「2枚の写真を並べることで、奥行きのある画像が見えるステレオ写真。欧米でステレオ写真がブームになった1900年前後(明治30年代〜40年代)に日本をたびたび訪れた英国人写真家ポンティングが撮影した写真56点をメインに、日本人写真家・江南信國の写真12点など計80点のステレオ写真を、肉眼のままでも立体視できるサイズで収録。各々の写真について民俗学研究者である著者の解説が付く。明治時代後期の日本のまちやむらの風景、人々のなりわいと娯楽、そして富士山への憧れと富士登山など、当時の人々の生き生きとした姿が浮かび上がる。」(HPより)
 
 古今書院
『お地蔵さんと日本人』
【著者】清水邦彦
【出版情報】法蔵館、2023年7月24日刊、1,800円、ISBN 9784831862730
【紹介】「あちこちに祀られているお地蔵さん。なぜ、そこにいるのか?いったい何なのか?歴史や宗教、文学、民俗等からわかりやすく解説。」(HPより)
 
 法蔵館
『安倍晴明の一千年』
【著者】田中貴子
【出版情報】法蔵館文庫、2023年7月15日刊、1,200円、ISBN 9784831826510
【紹介】「スーパー陰陽師・安倍晴明はいかにして誕生したのか。千年にわたる変貌の軌跡を追い、晴明に託された人々の思いを探る好著。」(HPより)
 
 法蔵館
『福井の里山 文殊山ゆかりの神仏』
【出版情報】福井市郷土歴史博物館令和5年夏季特別陳列図録。「近年は気軽にハイキングが楽しめる里山として多くの人に親しまれている文殊山。一方文殊山は、奈良時代の名僧・泰澄が開いたとされる「越前五山」の一つに数えられる霊山であり、その山麓には文殊山信仰の拠点である楞厳寺をはじめ、数多くの密教寺院が栄えていたと伝わります。本展では、文殊山ゆかりの仏像を中心に展示し、文殊山の深遠な歴史と信仰を紐解いていきたいと思います。」(福井市郷土歴史博物館HPより)
【紹介】
 
 福井市郷土歴史博物館
『中世修験道の展開と地域社会』
【著者】小山貴子
【出版情報】同成社、2023年6月30日刊、9,000円、ISBN 9784886219138
【紹介】「修験道の行者、山伏らの主に「集団化」の動向に着目し、顕密寺院との関わり等を分析。地域社会における中世修験道の実態を究明する。」(HPより)
 
 同成社
『論集 修験道の歴史1 修験道とその組織』
【編者】川崎剛志・時枝務・徳永誓子・長谷川賢二
【出版情報】岩田書院、2023年6月刊、5,800円、ISBN 978-4-86602-130-0
【紹介】「『山岳宗教史研究叢書』(名著出版、1975-84)以降、主として1980年代後半以降に公刊された修験道に関する主要な関係論文を集成し、構成の意図や、研究状況、収載論文の意義などを明らかにする解説を付す。」(HPより)
 
 岩田書院
『月山の記憶−信仰と登拝の道−』
【出版情報】いでは文化記念館企画展図録
【紹介】
 
 羽黒町観光協会
『霊峰の文化史−世界遺産・富士山と世界の山岳信仰』
【著者】秋道智彌
【出版情報】勉誠出版、2023年5月刊、3,200円、ISBN 978-4-585-33005-9
【紹介】「信仰の対象とされ、さまざまな神話を持ち、その土地独自の方法で祀られる「霊峰」。 屹立する雪山や秀麗な裾野をもつ山、苔むす鬱蒼とした山中の幽谷、奇岩の露出する異形の山塊は、自然そのものへの感動と魅力以上に人びとを非日常の世界にいざなってきた。 神が自然物の山や大きな岩に宿るとする認識はどのようにして生まれたのか。 ヒトは山をみて何を感じ、山から受ける恩恵や災禍をどのように受け止めてきたのか。 世界遺産となった富士山、立山、白山などの日本の山のみならず、エヴェレストやキリマンジャロ、アグン、カイラス山、廬山、黄山など世界各地の「霊峰」と呼ばれる山やまを、多数の図版とともに解説。 ヒトが山に込める想いを解き明かす。」(HPより)
 
 勉誠出版
『歴史と地域のなかの神楽』
【編者】八木透・斎藤英喜・星優也
【出版情報】法藏館、2023年4月30日刊、3,500円、ISBN 9784831862785
【紹介】「中世から近世、そして近代へと変貌していく歴史と、岩手、奥三河、備後、出雲、土佐、対馬の地域に展開した神楽の豊穣な現場へ誘う書」(HPより)
 
 法藏館
「宗教民俗研究」第33号
【出版情報】岩田書院、2023年3月31日刊、2,000円
【紹介】特集:神話・伝承と宗教民俗
 
 岩田書院
『立山博物館研究紀要』第29号
【編者】富山県[立山博物館]
【出版情報】富山県[立山博物館]、2023年3月31日刊
 
 立山博物館
『富士山学』第3号
【編者】静岡県富士山世界遺産センター
【出版情報】雄山閣、2023年3月25日刊、2,600円、ISBN 9784639028949
【紹介】「第3号では、富士山の成り立ちのその噴火史について、これまで常識と思われ着目されてこなかった事象に焦点をあて、新たな技術・アイデアをもって進められている火山研究とその知見について紹介します。」(HPより)
 
 雄山閣
『日本山岳文化学会論集』第20号
【編者】日本山岳文化学会論集編集員会
【出版情報】2023年3月25日刊、1,000円、ISBN
 
 
『鬼と日本人の歴史』
【著者】小山聡子
【出版情報】筑摩書房、2023年3月7日刊、907円、ISBN 978-4-480-68447-9
【紹介】「絵本などで親しまれながら恐怖の対象でもある「鬼」。「鬼」は古代では畏怖の対象だったが、時が経つにつれ、都合の悪いものをたとえたような存在となっていった。その歴史をひもとけば、日本人の心の有様もみえてくる。」(HPより)
 
 筑摩書房
『隠れ念仏の母−霧島修験を基層に 現代に生きる「かくれ あらわす」』
【著者】森田清美
【出版情報】鉱脈社、2023年3月刊、1,800円、ISBN 9784860618490
『中世神祇講式の文化史』
【著者】星優也
【出版情報】法藏館、2023年2月28日刊、6,000円、ISBN 9784831862747
【紹介】「中世の仏教儀礼書・神祇講式が地域に伝播し独自に読解され、近世において在地の宗教文化を創り出した。中世神仏信仰論を問い直す書。」(HPより)
 
 法藏館
『中世長谷寺の歴史と説話伝承』
【著者】横田隆志
【出版情報】和泉書院、2023年2月18日刊、19,800円、ISBN 9784757610583
【紹介】「説話伝承を素材に、文学・仏教史学・歴史学・美術史学・民俗学等、多角的視点から有名観音寺院長谷寺の歴史をひもとく画期的な著作。」(HPより)
 
 和泉書院
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